電子たばこにおけるニコチンの種類に関する話
おきまり
このブログ記事では電子たばこ(液体式)について記載しています
日本の法律では規制がありませんが、海外では同等の規制がかなり広まっていること
たばこと違い容易に爆発、炎上、身体への事故が起こりうることもあり
さらには未成年者の喫煙を助長する懸念から閲覧をお断りしております。
大人で自己責任がとれる人だけ続きをどうぞ
ニコチンリキッドのあれこれ
一般のニコチンリキッド FreeBase Nicotine
通常流通しているのはニコチンのフリーベース(遊離塩基)になります
主な吸収は口や鼻の粘膜からで肺は3割位といわれています
人体に吸収されやすい反面、刺激が強いのが特徴で
一定濃度以上は刺激が強く利用は現実的ではなくなります
また遊離塩基状態では容易に酸化してしまうので変色するので
長期保存は冷凍というのは、ここから来ています
ニコチン塩 Nicotine Salt
塩というと食塩のイメージがありますが、ここでは塩基の意味です
たばこに含まれるニコチンはニコチン塩の形で含まれていて
塩基の状態では変質しにくく安定していますが、反面で人体への吸収はされにくいです
燃焼およびアンモニアによって塩基がとれて
初めて遊離化され吸収されるようになります
そこから肺で急速に血管から吸収されるという仕組みです
禁煙用のニコチンパッチもニコチン塩を使っていると記載の製品もあります
いろいろ
近年のフリーベースにおけるニコチン濃度は
通常3-6mg 位が主流でメンソールなら12mg位が上限でしょうか
それ以上の濃度はリキッドの味に影響が出てきますね
以前は24mgを利用していたことがありますが
喉・鼻粘膜にビリビリときてニコチン酔いもありました
長期利用すると咳が止まらなくなったため下げています
最もそのときはとにかく短時間かつステルスで、という前提条件があったので仕方ないのですけど。
この数年を見ていくと味重視になり軽くなっている一方で
ユーザーのリキッド消費量が増えたことから
(爆煙ブームもあるでしょうけど)
標準量が30mlから60mlに変化しているのを感じます
厚労省の通達は数世代前が基準なのでどうにかしてほしい所ですねぇ
一方のニコチン塩は刺激が少なく高濃度を利用できる利点があり
肺で吸収される紙巻きたばこと同じような効果を狙った製品が出ています
Introducing JUUL – A Real Alternative to Cigarettes
JUUL is the best e cig for adult smokers seeking a satisfying alternative to smoking cigarettes. Beautifully designed, compact and discreet.
ポッド式のJUULという製品の交換リキッドでは
50mg(!)ものニコチン塩とアンモニアの代わりに
遊離化促進剤が含まれています
いくつかのリキッドメーカーはニコチン塩ベースの製品を出してきています
RIPE VAPES – VCT- Salt Based Nicotine
Same great flavor now available in salt based nicotine! Description VCT (vanilla/custard/tobacco) This sophisticated joose is sure to leave you desiring more.
みんな大好きVCTでも30mgと50mgのニコチン塩バージョンが発売されていました
どうも調べたところ終売したようなので、あまり広まっていないのかな?
でどうなの?
フリーベースニコチンの方がまだまだ優勢です
これはニコチン塩がわざわざ余計な段階を踏まないと
摂取できない非効率さがあること
低濃度では高出力を要求されたり、扱いが面倒ということですね
また塩基を効率的に遊離化させるために
添加物を入れる必要があるのでは?(JUULは特許とってます)と
ユーザー側でも手探り感がまだまだある感じです
一応加熱させまくればいいんですがね
んで
そのうち暇見てニコチン塩でも試してみようかと思います
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