Game Extraction toolboXを自家ビルドする(だめかも?

ツール,日常Game extraction toolbox,ネタ

Game Extraction toolboXを更新版にできないか試しました

何かダメそうなのと
以下の記事の方が動作確認とれているので推奨です

以下は参考程度にしてください。

結論としては、自前でwhlをソースからビルドしてインストールすれば導入は可能でした。


サブ環境のWindows11にPython3.9をインストールして動作確認しました
linux環境では2025年にゼロベースでインストールするとMagicがimport出来ないとエラー吹きます
ただ自分は当該タイトル未所持なので、肝心の動作確認が取れません(だめじゃん
可否報告を是非ともお待ちしております。

ビルドなんて面倒くせえ!という人は
こちらをダウンロードしてコマンド入れて
ローカルからインストールしてください。(無保証・全免責)

pipx install game_extraction_toolbox-0.1.7-py3-none-any.whl

本環境は避けてサブ環境かVM等でお試しください。Python3.9~3.11なので注意。

必要な物

改良されたリポジトリからソースをダウンロードします(ZIPでおk)



注意)オリジナルではなくフォーク先のソースであることを必ず確認してください。

必要なのはZIPアーカイブの中から

pyproject.tomlとsrcフォルダーの2個です。
後はビルドにPython環境が必要なので適宜導入してください。

ビルド用仮想環境の構築

どこか適当に作業用のフォルダーを作り  (例 Q:\ENV)
pyproject.tomlとsrcフォルダーをコピーしておきます。
さらにそのディレクトリでコンソール/プロンプトを出します。

python -m venv venv

仮想環境用にvenvというフォルダーが作成されます。

.\venv\Scripts\activate

Windowsでコマンドを入力すると仮想(venv)Python環境に入ります。
プロンプトの先頭に(venv)が付いていれば大丈夫です。

例)QドライブにENVフォルダーを作って実行した場合

(venv) Q:\ENV>

フォルダー構造の確認

ここまでのフォルダー構造を確認します。


先ほどコピーしたpyproject.tomlとsrcフォルダーがあることを確認してください。

buildのインストール

pip install build

ビルドのためのツールをインストールします。

(venv) Q:\ENV>pip install build
Collecting build
  Using cached build-1.2.2.post1-py3-none-any.whl.metadata (6.5 kB)
Collecting packaging>=19.1 (from build)
  Using cached packaging-25.0-py3-none-any.whl.metadata (3.3 kB)
Collecting pyproject_hooks (from build)
  Using cached pyproject_hooks-1.2.0-py3-none-any.whl.metadata (1.3 kB)
Collecting colorama (from build)
  Using cached colorama-0.4.6-py2.py3-none-any.whl.metadata (17 kB)
Using cached build-1.2.2.post1-py3-none-any.whl (22 kB)
Using cached packaging-25.0-py3-none-any.whl (66 kB)
Using cached colorama-0.4.6-py2.py3-none-any.whl (25 kB)
Using cached pyproject_hooks-1.2.0-py3-none-any.whl (10 kB)
Installing collected packages: pyproject_hooks, packaging, colorama, build
Successfully installed build-1.2.2.post1 colorama-0.4.6 packaging-25.0 pyproject_hooks-1.2.0

(venv) Q:\ENV>                                                                                                                            

こんな感じで導入できれば完了です。

プロジェクトのビルド

python -m build

python -m buildでビルドされます。

(venv) Q:\ENV>python -m build
* Creating isolated environment: venv+pip...
* Installing packages in isolated environment:
  - setuptools
* Getting build dependencies for sdist...

        (中略)

adding 'gex/lib/utils/vendor/snk.py'
adding 'game_extraction_toolbox-0.1.7.dist-info/METADATA'
adding 'game_extraction_toolbox-0.1.7.dist-info/WHEEL'
adding 'game_extraction_toolbox-0.1.7.dist-info/entry_points.txt'
adding 'game_extraction_toolbox-0.1.7.dist-info/top_level.txt'
adding 'game_extraction_toolbox-0.1.7.dist-info/RECORD'
removing build\bdist.win-amd64\wheel
Successfully built game_extraction_toolbox-0.1.7.tar.gz and game_extraction_toolbox-0.1.7-py3-none-any.whl

こんな感じの表示が出れば完了です。
先ほどのENVフォルダー(任意のフォルダー)に新しくdistフォルダーが出来ており
その中にgame_extraction_toolbox-0.1.7.tar.gzと
game_extraction_toolbox-0.1.7-py3-none-any.whlが作られているはずです。

後はインストールすればOKです。ビルドはメイン環境でも大丈夫ですが
こちらをインストールする場合は
必ずサブ機かバックアップ環境で試されることを推奨します

またLinux環境は、エラーが出てしまうようなのでWindowsを推奨します。
MacOSでも可能だと思いますが、もってないので確認が取れません。

自家ビルドのインストール

pipx install game_extraction_toolbox-0.1.7-py3-none-any.whl

後は新しくビルドしたwhlファイルからインストールすればOKです。

Gextoolbox tasks list

こちらのコマンドを打ち込んで

上記のように、緑枠が増えていれば成功です!
当該タイトルをお持ちの方がいたら
抽出が成功するかどうか確認していただけると幸いです。

2025/5/9追記

別環境のVMでKOF97GMの抽出を試みましたが、なんかエラー出てダメでした

おま環かもしれませんがエラーの原因がよく分からんのですが
モジュールがないと記載があるのでなんか不備があるのかなぁ。

しめ



思うにlinuxで動作不全起こすのを見るに
Pythonのライブラリがサポート外れてしまって
作者さんも更新する気力がなくなったのかなぁとか。
(ロックマン関係をリバートして0.17に戻してるのをみてると)

そう考えるとPythonで構築するのも悩ましいですね
やはりバッチファイルだな!(力技

ツール,日常

Posted by Richard Roe