ジェネシス・メガドライブミニ2のnand抽出 pt2

ROM抽出,エミュレーター

Contents

1. 更新情報
2. nandイメージマウント&抽出編

更新情報

UnderConstruction

ジェネシス・メガドライブミニ2のnand抽出 pt2.5

️2023年2月7日

Windowsのみでnand.binの抽出nand.binのイメージをマウントするのに、WSL2かLINUXが必要でしたが今回はファイルの抽出をwindowsだけでおこないます。ROM抽出そのものはpt2に準じますので下記を参照してください。まだNANDを抽出していない人はPt1を参照に抽出を行って下さい当たり前ですが、メガドライブミニ2かジェネシスミニ2が必要です。Linux Readerを導入して利用するまでの手順Freeware Linux Reader™ for Windowsになります今回はフリー版で作業が完結するので、PRO登録の必要はありません20241118追記　versionが4.15.2...

Windowsのみでnand.binから必要ファイルの抽出が可能です
以下はせっかく調べたのを、消すのも悔しいので残しておきます･･･

nandイメージマウント&抽出編

UnderConstruction

ジェネシス・メガドライブミニ2のnand抽出 pt1

️2023年1月28日

nandダンプを解説お約束抽出は自己責任でお願いいたします。抽出したROMイメージは私的利用のための複製として利用しましょう。分かりやすい私的利用のための複製を解説したページ公衆に配信すると、著作権侵害に問われる可能性があります。この記事を参考にされた上で損害が生じた場合において筆者はすべて免責とさせていただきます。注意すべき点としてセガから警告が出されていますなお、日本国外向けのサイトでは同様の警告はなされておりません。訴訟リスクを抱える可能性が生じることを認知の上で作業を行ってください。用意する...

パート1はこちらから。

用意する物

WSL2またはVMWARE等で動く仮想LINUX環境
確認はVMWARE17&Ubuntu 20.04.4 LTSで行いました。
作業もそちらの流れで行います。

m2-unpacker

drive.proton.me

Proton Drive

https://drive.proton.me/urls/AQB5GB70P4#E7TlbbladF02

Proton Drive allows you to securely store and share your sensitive documents and access them anywhere.

nandから抽出したファイルを解凍するために使います。

nand.binをマウントする

nand.binを共有した上でWSL2/VMAREからマウントします。
WSL2の場合はmnt/配下にWindowsドライブがずらずらあるので
nand.binの保存先を指定すればOKのはずです。(未検証)

VMWAREで環境構築しても
Windowsとのファイル共有が行えない人は下記を参照してください

UnderConstruction

VMWAREでUbuntuとのフォルダー共有への対処

️2023年1月28日

VmwareでUbuntuゲストからWindowsの共有フォルダが見えない！WSL2は作業不要ですnand.binが保存されたフォルダーをVMWAREの共有に入れます。起動するとUbuntu 20.04.4では起動後にmntフォルダーが空っぽになっていて共有できていません。結構前からのバグらしいですが修正されないままです。まず、共有されているかを確認します。$ vmware-hgfsclient共有に設定したフォルダ名が表示されている事を確認します。画像の設定ならmini2dumpが表示される（はず）$ sudo mkdir /mnt/hgfsマウント先のフォルダを作成します。Ubuntu22ではhgfs...

マウントできない！

情報元ではguestmount使えって言われるんですが
何をどうやっても怒られてマウントできませんでした

sudo apt install libguestfs-tools

guestmount -a /path/to/nand.bin -m /dev/sda7 --ro /path/to/mount

たぶんext4指定すればいけるのかもしれないけど
めっちゃイライラして触るの辞めました。ドキュメントがわかりにくい！！(短気

仕方なくkpartxで

nand.binをパーティーションの自動認識してもらい
ループバックデバイスとしてマウントした所、成功しました

$ sudo apt-get install kpartx

kpartxをインストールします

$ sudo kpartx -av nand.bin

$ sudo kpartx -av /path/to/nand.bin

kpartxを実行すると下記のようになりました

ubuntu:~$ sudo kpartx -av nand.bin

device-mapper: reload ioctl on loop12p1  failed: Invalid argument
create/reload failed on loop12p1
add map loop12p2 (253:0): 0 5120 linear 7:12 73728
add map loop12p3 (253:1): 0 2 linear 7:12 1
add map loop12p5 (253:2): 0 4096 linear 7:12 78848
add map loop12p6 (253:3): 0 16384 linear 7:12 82944
add map loop12p7 (253:4): 0 12582912 linear 7:12 99328
add map loop12p8 (253:5): 0 819200 linear 7:12 12682240
add map loop12p9 (253:6): 0 4096 linear 7:12 13501440

$ ls /dev/mapper/
control  loop12p2  loop12p3  loop12p5  loop12p6  loop12p7  loop12p8  loop12p9

ubuntu:~$ sudo mount -t ext4 /dev/mapper/loop12p7 /mnt/nand

ubuntu:~$ sudo mount -t ext4 /dev/mapper/loop12p7(環境により変動) /path/to/mount

デバイスマッパーを確認、一番容量の大きいloop12p7をマウントします。
環境によってloop（ほにゃらら）は変動しますから
数字の一番大きい（12582912）ものをマウントします。

これで、/mnt/nandにGenesisMini2のnandがマウントされました。

/mnt/nandは事前に作りました。マウント先なのですが、任意の名前でOkです。

sudo mkdir /mnt/nand

または

sudo mkdir /mnt/ほにゃらら(任意)

WSL2でも実行可能かと思いますが未検証です。

コピーと解凍

マウントされたフォルダーのusr/gameの中にある
alldata.binとalldata.psb.mとm2engageを
m2-unpackerを解凍したフォルダー(Windowsホスト)にコピーします

Windows側でalldata.binをm2-unpacker.exeにドラッグ・アンド・ドロップすると

Extracting 031/config/mode_logo.psb.m
Extracting 031/config/mode_staff.psb.m
Extracting 031/config/mode_staff_text.psb.m
Extracting 031/config/mode_title.psb.m
Extracting 031/config/title_menu_string.psb.m
Extracting 031/config/title_mode_top.psb.m
Extracting 031/config/title_prof.psb.m
Extracting 031/config/title_prof_specdepend.psb.m
Extracting 031/config/title_savedata_string.psb.m
Extracting 031/config/title_session.psb.m
Extracting 031/config/title_setting_game.psb.m
Extracting 031/image/shutdown.psb.m
Extracting 031/motion/bg01.psb.m

だばーっと文字が流れまくって解凍されていきます。

Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\systemdata_window_info.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\systemdata_work_medal.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\systemdata_work_trial.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\system_dialog.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\utils.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\wallpaper.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\wallpaperBG.nut.m
Decompressing X:\mini2dump\m2-unpacker\Unpacked alldata.bin\system\script\wipe.nut.m

done!