カオスなCROMの画像修正 CRC Fix C7/C8

SVC CHAOSのCROM修正方法

切り出した直後はC7とC8がCRC不一致になります。
これはキャラクター選択画面でのgenjyuro表記が修正されているからです
そのため、C7とC8内に含まれているネームプレート画像を差し替える事で
元に戻してCRCを一致させることが可能になります。

こういうのは、結果だけ出して終わることが多いので
きっちりと過程や工程をまとめて、第三者でも再現できるようにした次第です。

この情報を投稿いただいたサイフォンさんに感謝します。
ありがとうございました!

超長文の解説です、涙と鼻水の覚悟はよろしいか?

必要なもの

いくつかのソフトが必要になります

NGFX
NEOGEOのC7とC8を読み込むのに必要です。

Pixelorama(Edgeが使えない人向け、多言語対応)


Edgeが使えない人はこちらがおススメ
こちらを使う場合、ペイントは不要になります。

EDGE
ドット絵制作用ツールです。画像編集に使います。


ペイント(WINDOWS付属の旧版の方です)
主にEDGEで読み込めるように16色Bitmap化させる変換のために使います。

Windows11では旧式ペイントはそのまま起動しないようなので

こちらを参考に導入してください。

各種ツールをダウンロードと解凍を行い実行できるようにしてください。

NGFXでCを読み込む

NGFXを起動、tiles2cromまたはss_unswizzleで抽出したc7.c7とc8.c8を読み込みます。
FILE→OPENからc7.c7を選べば自動的にc8.c8も読み込んでくれます。

色はぐちゃぐちゃですが無視しましょう。

NGFXで編集用画像のエクスポート

shift+↓でOffset $0CDC0まで移動します、時間かかりますが我慢しましょう。
編集すべきgenjuroのネームプレートが確認できます。



目視が楽になるので透過をオンにするとわかりやすいです。
(上部メニューからView→Transparencyをオン)


Edit→Export imageを選びBMPで保存します。
NGFXは終了させずにそのまま起動しておきます。



このままでは読み込めないので一度、ペイントから開きます。



そのまま、16色ビットマップで別名をつけて保存します。


ここではworkimage_edge_fix.bmpとして保存しました。
これでEDGEから開けるようになるので
編集用画像をEDGEを起動して、読み込んでおきましょう。

ネームプレート画像をキャプチャして差し替える

GENJYURO表記のゲーム画像キャプチャと入れ替える方法です
こちらか、下記のどちらか1つをおこなってください。

ネームプレート画像を用意せず手打ちでDotを打つ (update!)

原寸キャプチャなんて無理だよ!という声と
リクエストに応えて手打ちをする方法を用意しました。
直接workimage_edge_fix.bmpを編集してください。

NGFXで画像をインポートし269-c7d.c7と269-c8d.c8を生成する

エクスポート後に起動しっぱなしにしておいたNGFXに戻ります。
Offset $0CDC0のままであることを確認してください。



閉じてしまったうっかりさんはc7.c7を開き直して
shift+↓でOffset $0CDC0まで移動しなおしてください。

Edit→import imageを選んで



先ほど合成したgenjyuro_name_fix_comp.bmpをインポートします。


その際にダイヤログが出ますので
かならずmatch to current palletを押してください。



押すと右側のパレットが変化するので必ず確認しましょう。



読み込んだ状態で問題ないかGENJYUROを確認します。
色味が変わっていた場合は、パレットミスですからやり直しです。

問題がなければFile→Save asを選んで269-c7d.c7で保存します。
そうすると自動で269-c7d.c7と269-c8d.c8が保存されます。

CRCの確認で完了


CRCが269-c7d.c7が5595B6CCで269-c8d.c8がB17DFCF9となっていれば
作業は完了です。お疲れ様でした!変換作業にもどりましょう!

Posted by Richard Roe