チラシの裏その2 ROM抽出編

ROM抽出,エミュレーター,日常エミュレーター

全て自己責任の上で作業は行ってください

カプコンファイティングコレクション他のROM抽出

対象ソフト

Steamで配信されている

カプコンファイティングコレクション

カプコンベルトアクションコレクション

カプコンアーケードスタジアム他、その他多数のゲームを抽出できるスクリプトです

カプコンアーケードスタジアム1は圧縮形式の問題から
旧バージョンをダウンロードする必要があります


こちらの記事を参考にしてください。

game-extraction-toolboxの配布先

game-extraction-toolboxが正式名称になります。

インストール方法

WindowsはPython 3.7以上3.9以上をインストールして環境構築する(作者推奨のサイト 英語)

py -m pip install --user pipx
py -m pipx ensurepath

本体のインストール

pipx install game-extraction-toolbox

特にエラーも出ず、手動の追加等はなくインストールできました

過去にインストールした事がある人は下記コマンドで更新できますが
おかしくなったらuninstallしてinstallし直しが良いかと

pipx upgrade game-extraction-toolbox

Ubuntu(wsl)のインストール

インストールできる手前までいきますが

pyproject.toml内に記載のpython-magic-bin >= 0.4.14が
Linuxで解決不可能な依存関係エラー出てムリでした

いちおうpython-magic-bin をムリヤリ入れてインストールできるっぽいのですが

pip install git+https://github.com/julian-r/python-magic.git
pip install game-extraction-toolbox

コレでインストールすると実行ファイルのgextoolboxがドコーってなりますし

2023年4月15日追記

python3 -m pip install -U pip

作者さんのスクリプト更新により0.16では
python-magic-binのインストール要件がWindowsのみに改善されました。

さらにPIPをアップデートすることで、問題なくインストール可能になりました
さらに動作の確認も取れています。

おわび

先日、解凍方法が旧バージョンの書式に戻ったと記載しましたが
うちのPython環境がぶっ壊れてたようです
(まだちょっとおかしいけど)環境構築をゼロからやりなおして確認とりました

抽出

gextoolbox.exe tasks extract --task 対応ゲームの変換略称 --srcdir "Steamのインストール先、またはダウンロードしたDepotフォルダ" --destdir "解凍先のフォルダ"

フォルダ名に空白が有るとエラー出るので""で囲ってあげるといいと思います

2023年10月追記
ACACに関してはバージョン更新により
最新版の実行ファイルでは抽出できなくなったようです。

お手数ですがDepotDownloaderなどを使い
旧版のMANIFESTID:47564409887200277をダウンロードすれば
0.15で抽出が可能だったと、あきさんからコメントいただきました
ご報告ありがとうございました!

実際に抽出を行った事例は上記になります。

オプションなど

対応ゲームの変換略称の一覧は下記コマンドで出てくるとのこと

gextoolbox.exe tasks list
対応Romがめちゃくちゃ増えてますね

詳細は下記コマンド

gextoolbox.exe tasks details --task <対応ゲームの変換略称>
詳細が記載されて出てきます。MS PAC-MANは解凍できるけど遊べないよってかいてありますね。

カプコンファイティングコレクションは
ウォーザード以外はプレイ可能になったそうな(作者の詳細情報より)

ROMはdl-1425.bin(qsoundのrom)が不要で
CPS2の暗号化処理が本体に含まれている
MAME 0.139 (RetroArch の Mame 2010)で動作可能とのこと

Decappingについて

dl-1425.binを個人がデキャップするのは非現実的っぽいですね

画像から読み取れとか拷問か何かかな?
最近は画像認識ソフトで読ませちゃうそうですが
チュートリアル見てると気が遠くなります
稀にみんなでbit読んで解読しようぜ!とかやってたり

ここまでしてMAMEが更新されたのは
Qサウンドの解析と実装でエミュレーションが不正確だったものを改善したと
ただ、当時は動かないって難民が大量発生したようで・・・

Decappingそのものは、半導体集積回路の回路配置に関する法律などで
日本と米国双方に10年間、特許権で20年となりますが
CPS2のシステムボードは93年発売ですし
修理サポートもすでに打ち切られています
特に今回はゲームのROMではない部分になるので問題はなさそう?かなと

Keyについて

また、この変換ではKEYは含まれないので
自前でcps2のkeyファイルを用意する必要があります(参考)

こちらもユーザーの自己修理のために
CPS2 desuiciderやCPicS2が流通しています
基板派のヒトは使ってる方も多いのではと

参考リンク)CPicS2の使い方

ま、ファイコレはまだまだお高いのと
カプコンはわりと値下げ幅大きいんで(色々な意味でも)ちょい様子見です。

ARCADE GAME SERIES 3-in-1 Pack抽出しました

セールの時に個別で購入しておいたのです。何故かバラバラの方が安かった・・・

抽出方法は上記記事を参考にしてください(英語)
LinuxかLinux 用 Windows サブシステム(Ubuntu)で変換出来ます
もしくは上記のgame-extraction-toolboxでも抽出可能です。

MiyooMiniのOnionUI導入して検証しました
RetroarchのMAME2003コアでパックマンとディグダグが動作
FinalBurnAlpha2012コアでギャラガが動作しました

おそらく同Librettoコアなら動作するかもしれません
古典も古典ですが今でも楽しいです、ちょっとした時間の暇つぶしに最適。
本体が小さいので余り操作が煩雑な物はツライんですよね・・・

いまのところレトロビットジェネレーション3から吸い出した
サイドポケットとかをちまちま遊んでます

付属のMicroSD?著作権ぶっちぎりすぎていっそ清々しいけどポイっとしました。