NEOGEO CDのBIOSとエミュレーター
何で急にNGCD?
安かったのでつい購入したからです(安直
今回も記事がクソ長いので注意
学生時代にまるっとすてられてなかったら、多少はあったのになぁ(恨み節
続編の風雲タッグバトルはコンボが普通に入りますが・・・
初期作のこちらは小・大の押し分けすら大変で
コンボ動画なんて真似できませんよ!!
NEOGEO CDZ BIOS
3DOと並んで、BIOSのDUMPに関する情報が
極端に少ないんですよね、NGCDって・・・
調べたところ、この表面実装のSOP40な
東芝のIC TC534200CFがCDZのBIOSでした
過去のエミュレーターが名指しで指定してくるのは、このBIOSになります。
小さなNEOGEOマザーボードも、このICにBIOSが焼かれていたり。
ミニマザーも同様だったようで、部品共通化してコストカットしてたのかな?
参考資料にある3DOのBIOSと同じように
ヒートガンなどでハンダを除去して取り外し
SOP40→DIP40に再ハンダ変換して
ROMプログラマで読み込んでイメージ化って作業が必要と思われます。
今の相場はネットだとジャンクでも15000円前後
安価で見かけたら即座に確保したいですね
3DOは互換BIOSないのが痛すぎます
動作確認したと公言してるブログも多いのですが・・・
その他のBIOS
フロントローディングのBIOSは、ゲジゲジ足のDIP40なのでダンプは楽かと
丸ソケットで取り外し可能にすると
UniverseBiosと差し替えできて便利かな?
フロントローディング以外は、全て表面実装ですから変換が必要になります
トップローディングは凄まじい内部バージョンの違いがあるそうな
参考資料
参考資料にIrregular child 2ndさんの3DO BIOSダンプへのリンクです
剥ぎ取った後のCDZも変換でDIP化できるっぽい?
各機種のBIOSポイントがよく分かります。
UniverseBios CDへの差し替え
NEOSDという手もありますね。
互換BIOS
UNIVERSE BIOS CD3.3/3.2
CDZ互換だが、2016年で更新が止まっている
旧来のエミュレーターと相性が悪いように思う
NGCD debug BIOS 別名 SMKDAN 0.7b DEC 2010
プロジェクトは途中終了したものの、BIOSとして問題なく動作するそう
末尾ZがCDZ互換、MVSに切り替えできない問題が残っているが
旧来のエミュレーターでも動作する事が多い。
NGCDエミュレーター
現状、NGCDのエミュレーターは
そのほとんどの開発が2000年序盤から途絶えています
更新されているエミュレーターでも、現在はほとんど内部更新がない様子。
検証は風雲黙示録のみなので、他のタイトルでは問題が起きるかもしれません。
星の数はBIOSの対応度です。
libretro-NeoCD
近年にゼロベースでコードが書き直された事から
対応度が高いと注目を浴びたのがlibretroのNEOCDコアです
公式と代替BIOSのすべてで動作確認がされています。
BIOSのCRCチェックはないと記載がありますが、UniCD3.3は見てるような?
現状、UniCDBIOS3.2/3.3で正常に動く唯一のエミュレーターかも?
まさかの2023年7月5日の更新でFinalBurnNEOが一気に巻き返してきました
ロードスキップもデフォルトで有効になっていますし
軽さよりも再現度を重視したそうですが、とても快適に動作します
Raspberry Pi3でフルスピードだそうですから軽くて優秀ですね。
作者さん曰く、他エミュレーターにも使えるようにコードを整備したいとか。
現在、一部のマイナータイトルで効果音が鳴らない(途切れる)バグがあるようです。
遊び方をまとめて下さった方に感謝。
FBNeo(nightly build での評価)
追記 2023年7月5日に本家で修正が入りました (上から6番目の投稿です)
以降のnightly buildではUniverse BIOS NEOGEO CD版に正式対応し
ロードも瞬間で終わるモードが選べるようになりました。
BIOSにもCRCチェックはありますが、実用上の問題はほぼ消えました。
LibRetro(retroarch)への反映は遅いのでそちらは別枠扱いということで。正式な対応BIOSは公式CDZのみ。Cue&Bin(単一)フォーマットのみ対応。
BIOSにCRCチェックがあり、libretro派生系はちょろまかしが必須。
よくRetroArchのフォーラムで動かねえ!って悲鳴がちょいちょい上がってる。
UniCD3.3/3.2はゲーム起動後にバグってしまいプレイ不可。(20230705で改善)
2023年7月5日以降のnightly buildでは、以前に記述した弱点がすべてつぶされ
ネックだったBIOS対応が大幅に改善されたことで
運用感覚としてはNEO-CDと同等となった。特にバグもない。libRetroではCRCエラーをどうにか出来るなら007Zで動作するが
ローディングのスキップや高速化の設定はない。(手動で早送りはある)いちばん保守的だが動作の安定性を求める人向け。ネックは対応BIOSの狭さ。
Raine 64
NeoRaineからNGCDが統合済、設定やボタンアサインも対応。
BIOSのCRCチェックがない。UniCD3.3/3.2はロード画面が盛大にバグるが動作は可能。
ただし対戦相手が表示バグったり、色々壊れた基板みたいな挙動になる。
007Zなら表示の問題なく遊べたが、他のタイトルは不明。読込の高速化(x48)が可能。
〆
まったく新しい格闘技のインパクトは絶大です
ちなみに日本だとイマイチな物の海外ではヒットしたとか
続編のタッグバトルだとキャロルとニコラがリストラされて悲しい
NEOGEOは互換Biosがあるのが救いでしょうか
3DOもそんな話がありましたね・・・(その後の音信がない)
2000年序盤には、いろいろなネオジオCDエミュレーターが出ていましたが
そこから一気に衰退した後で、更新されず放置されていたのが実情のようです
そのためUniverseBiosの対応が微妙なのかなと思われます。
RetroArchで息を吹き返したNeoCDのお陰でかなり快適なのが幸い?単体版にならないものでしょうかね。
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