RomCenterの使い方

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長文につき注意

分かりやすく改題しました。

RomCenterを利用してROMを任意のエミュに準拠させる

RomCenterは重くなりがちなのでClrMameProが主流のようです
ただ抽出ROMの量はさほど多くないので、そこまで気にしなくて大丈夫です

今回は上記で抽出したナムコのゲームの一部を
MAME2003PLUSに準拠したROMへと変換しています
別のエミュレーターであっても基本は変わりません。

ひつようなもの

・RomCenter

4.1.1でお好きな方を
・抽出したROM
・datファイル

ダウンロードRAWファイルを選んで保存します、mame2003-plus.xmlになります。
LibRetroは大体libretroコアのGithubのリポジトリ内にある
メタデーターフォルダーの中に突っ込まれてます。

非libretroの場合は


こちらからバージョンにあわせたdatをダウンロードします。

MAMEでXML出力できるバージョンでは
実行ファイル(exe)をそのまま読み込ませる方法も使えます

RomCenter起動からDAT読込と基本設定

解凍したらRomcenter.exeを起動します
初回起動時に削除したROMを完全に破棄するか
バックアップを保管するか聞いてきます。好きな方を選んでください。

Newを選んでクリックします

いちばん上にあるGET DATA FROMをクリックして
先ほどダウンロードしたmame2003-plus.xmlを選択します。


2番目のSave Data As(RDTファイル)は場所を変更しないと
Cドライブをどんどん侵食するので
余裕のあるHDDドライブを指定するほうが良いです。

3番目のfilterSettingは読み込むドライバを任意に変更できます
今回は関係ないので触りません。CPS1だけとかFBA用に作る人向けかな?

Advance Setting(4番目)はROMの構造を選びます
ここではUnMergedSetでBIOSはSplitを選びました。

環境によってはBIOSもUnMergedを推奨している場合もあるので
指示がある場合は、そちらに従いましょう。

sampleはまず関係ないので何でもよいです。
全ての設定が終わったらCreate data baseを選びます。

ROMフォルダーの追加

しばらく待つとデータベースが作られてメイン画面にもどります
タブにMame2003Plusができていれば成功です。



Mame2003Plusのタブをクリック、Rom Filesをクリックし
romを右クリックしてADDを選びます。


ここで変換したいROMをコピーしたフォルダーを選びます。
上記のような構成で読み込ませてみました。

処理することによってファイル構成が変わりますから
オリジナルROMは別の場所に必ず保存してから実行してください。

バージョンまたぎの注意点

MAMEの場合、ROM名が変更されることがしばしば起きます
今回はdigdug1.zipをdidgub.zip、gaplus.zipをgapluso.zipに
Romcenterに読み込ませる前に事前リネームする必要があります。
どうやったらそれが分かるのか?という疑問について

上記のarcadedatabaseで調べました。
リンクはdigdug1になりますが、ROMSETのカラムを見ると
旧Romset名称であるdidugbの記載があります

ここでdigdug1SETはFirstReleaseに0.133u3からの
新名称ということが分かります。
MAME2003plusはXMAME0.78の改造版なので
Digdugb.zipでないとRomcenterがromを正常に認識してくれません
gapluso.zipも同様です、こればかりは人力でやるしかありません。

ROMを読み込んだ後

読み込んだあとで、状態順にソートした後になります。

大雑把に説明すると
赤は不足ファイルがある状態

黄色は名前を変更する必要がある状態
不要なファイルが含まれている状態
もしくは、他のゲームからファイルをコピーして緑にできる状態

緑は問題なくファイルがそろっている状態
という感じです。

とりあえず黄色はそのまま右クリックから
Fix itemsを選択すれば、問題なく遊べるようになります。

まとめてうまくできないときは
失敗を防ぐため、最初は一つづつやりましょう。

赤になっているゼビウスの黄色のROMを右側から選んでFix Itemします

赤いマークでスピーカーがありますが、sample不足が原因です。
sampleは再現度が悪いので、代替SEをWAVで用意したものです。
無視しても問題なく動作します、自分で作ると別のゲームのSEでゼビウスとかできますが。

Pacnpalもとりあえず黄色をFixItemします。
うまく動かない時は右側で1つづつ選択してFixしてください
上にあるアイコンのFIXを選ぶとunknownファイルが消されてしまうからです。

このあと、pap1-3.3mがunknownで
見つからないファイルにpapi3.3mがあります

なにかしらのPC作業による変更で対応できるときは
MAMEのアップデートで記載がありますが
情報がないようなので、再ダンプ?でしょうかね。

しかたがないのでpacnpal.zipを
エクスプローラーから解凍ツール経由でZIPを開いて
(画像ではEXPLZHを利用しています)

直接pap1-3.3mをpapi3.3mにリネームします。

リネーム後に左側のRomFile→ROMを右クリックして

Refreshを選び、再読み込みさせると下のようになります

こんな感じになれば作業は完了となります。
赤マークと黒マークのpapi3.3mが二つあります
これはCRCが不一致の時に起こる現象ですが
このままでMame2003plusに読み込ませてみましょう。

Mame2003Plusで読込・起動確認

RGB30を使い起動確認しました。

Pacnpalもゼビウスも問題なく
mame2003plusで動作しました。

なぜか?というとMAME2003PLUSは
CRCエラーやSHA1エラーを無視して読み込むからです。

コアオプションでオン・オフが可能となっていて
環境次第ですが、だいたいデフォルトでオンになっています。

ただ稀にFBNeo(win)では起動できるのに
MAME2003PLUSでは読み込めずフリーズしたりしますが
概ね8~9割くらいは起動できると思います。

しめ

めっちゃ長文になってしまいましたが
分かりやすさを踏まえた説明だと、これ位にはなってしまいます;
誰かの参考になれば幸いかなと。