LibRetroかスタンドアロンか
LibRetroはエミュレーター本体
今回はLibRetroが主題、エミュレーター本体であり
ユーザーには”コアファイル”として認知されています
誤解されますが、RetroArchはフロントエンドの一つでしかありません
BizHawkとかでも動くよ!(そっちのが軽いとか)
その中でもAndroidを主眼に単体エミュレーターを使う方が
よさそうなコアをいくつか書き出してみました
PPSSPP
PPSSPPは2022年12月に確認した限りでは
2020年に1.9.0/1.9.3で完全に止まってます
こちらは本家ですが、コミット数が8187多いですね
バージョンも1.14と5つちがい(安定版は1.13で4つ)
幸いな事に、Windows版は本家、Android版はGooglePlayで配布されているので
RetroArchよりもスタンドアロン版の方がよいかとおもいます
作者に寄付したい場合はゴールド版を購入しましょう
Dolphin
Dolphinも反映が遅いですね。(本家が異常な開発速度とも言う)
確認時、本家とマージするとエラーが出るようでこまっているようです。
こちらは本家、コミット数が5430多いです。
幸いな事に、Windows版は本家でAndroid版はGooglePlayで配布されているので
RetroArchよりもスタンドアロン版の方がよいかとおもいます(2回目)
なおDolphinはモバイルには重めなのでMMJR2やMMJを使うのも良いかも?
PCSX2
PCSX2公式からのfolkが切れてるので差が分りません
(DolphinやPPSSPPはfolkでコミット差異がわかる)
ただ、PCSX2はwxwidgetsからQTへの移行中なので単独化したのかな?とも
公式でも言及があるように、かなり動作が不安定なようなので
様子見しつつ、安定してきたら使う方がよさそうな印象を受けます
Windowsなら本家PCSX2でしょう、QTならUIも改善されています
Androidで遊ぶならAetherSX2がよいかなと・・・Damon?なにそれおいしいの?
モバイル環境では最低SD845を要求するので、環境を選ぶと思います
DuckStation/Swanstation
コミット数は215件の差で大差ないように見えますが
DuckStationの更新内容とはまるで異なります
オリジナル作者のstenzek氏が精力的に更新しています
こうやって見るだけでもswanstationとは”別物”ですね
過去のトラブルがこうなった原因でしょうから仕方ないかなと
幸いな事に、Windows版は本家でAndroid版はGooglePlayで配布されているので
RetroArchよりもスタンドアロン版の方がよいかとおもいます(3回目)
Yabasanshiro/yabause
Yabasanshiro(uoYabause)について調べたところ
数年前にYabasanshiroのコアを書いた人が
ライセンス絡みの問題で更新とメンテナンスを放棄したと明言
憶測ですが、Android有料版のソースが非公開で、GPL違反と言いたいのではないかな・・・と
解説ページでも期限切れ扱いで
メンテナンスされておらず問題があるコアとされており
Githubもyabauseと同じページになっています(まるっと消えてる?)
ライセンス表記のページも消えています。
フォーク元であるyabauseは継続となっていますが
yabause本家の更新が止まっている状態なので
今後のおおきな改善はあまり期待できなさそう?
KronosはAndroidコアではエラーが出て解決困難だとか
uoyabause
Yabasanshiro(uoyabause)本家は更新継続されていました
Android版は無料(広告付)と有償(クラウド同期、Romフォルダ指定可)で差別化あり
他バージョンは、すべて無償配布となっています
WindowsでのAndroid版ビルド方法が掲載されています(今も通るかは不明)
ただ、一度消されて復活後に有償版を買い直しになったという話や
逆に問い合わせたらライセンス貰えたという話もあり、少々悩ましいエミュレーターです
他エミュレーターでは可能なbin/cueの認識がうまく出来ないのでCHDが推奨です
SSF
無償ならSSFもあります。
Windows版はいまや軽い部類になるのですが
Android版は最適化の問題もあるのか重く、設定を手動でする必要があったり
SDカードへの対応がなかったり、文字のみの最低限UIなのでいろいろ注意
N64
精度問題で未だにWindows版が乱立
20年以上経過しても、定番エミュレーターが決まっていないハードです
Windowsならマシンパワーに物をいわせて選択肢がたくさんあります
昔はm64pだったエミュレーター(一例として)
現在はparaLLEl-RDP(グラフィック)とmupen64plusコアを元に作られています
ParaLLEl N64としてはLibRetroが初出かな?
とにかく数が多すぎて試すのも大変
AndroidではM64Plus FZ Emulatorが選択肢の一つでしょうか
無償版は広告あり、有償版は広告なし、クラウド同期、ネットプレイ対応です
完全無料がよいひとはMupen64Plus AEがいいと思います
Redream/Flycast
Redreamの方が全体的に軽いです
解像度を引き上げる場合は有償版が必要になります
Flycastは無償で解像度を上げられます
Androidでは重いので、性能が低い端末ほどRedreamが推奨されます
双方ともにBIOSなしでも十分に起動して遊べますが
日本語表示が真っ白になるので、依存するようなゲームにはBIOSが必要です
どちらもWindows、Androidで単体版が配布されているので
LibRetroを積極的に使う理由はあまりありません
(余力のあるwindows版でRetroarchのいろんな追加機能を重視しているならアリ)
Nintendo DS
動作や再現性からAndroidならDraStic(有償)一強でした
ただ2年ほど更新がされておらずAndroid11関係で起きた
SDカードストレージ問題で影響が出ています
内部ストレージのルートに置けば動作するとの事ですが・・・
オープンソース化とLibRetroコア化の予定もあったようですが、止まっているようです
retropieには実験的扱いなものの、無償の単体版DraStic が含まれています
無償ではmelonDSが存在します、Windowsならこちらでしょうか。
が、AndroidのPlayStore版は非公式移植、さらに1年ほど更新が停止中
こちらならlibRetroのコアを使う方がいいかも?(重くなるとおもいますが)
desmumeを積極的に選ぶ理由は、再現性なども含め今はないかな、と思います
90年後半~2000年代は苦手?
AndroidでLibRetroを使うなら
スーパーファミコンや2Dアーケードくらいまでが安泰かなと
時間が解決してくれるかもしれませんが
少なくとも今回列挙したコアたちは、別の選択もあるよということで
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